X(旧Twitter)でノーログVPN利用者に対する開示請求は回避されるのか?

X(Twitter)は匿名のSNSと言われながらも昨今では個人の何気ないつぶやきであっても誹謗中傷・名誉毀損・業務妨害等の理由で開示請求が行われ、匿名性が失われるようになりました。

悪意を持って上記にあたるような行為を行っている場合は改めるべきではありますが、何れにせよ匿名性は高いに越したことはないので匿名化の方法だけでも認識しておいた方が良いです。

X(Twitter)が保持するユーザーの個人情報

X(Twitter)が保持するユーザーの個人情報は大きく分けて2つあり、メールアドレスとIPアドレスがあります。

登録時に電話番号を求められますが、メールアドレスで代替することができますので、匿名での利用を試みる場合には電話番号での登録は控えるようにしましょう。

それでは以下、メールアドレス及びIPアドレスを匿名で利用する方法をご紹介いたします。

匿名のメールアドレスを利用する

匿名で利用できるメールサービスとして最も有名なものがProtonMailになります。ProtonMailは電話番号やメールアドレスなどの個人情報不要で作成できるメールです。

ProtonMailは個人情報不要で作成できるものの、個々人のIPアドレスは保管しており、スイスの裁判所が命令を下した場合にはIP情報を捜査機関に提出することがあります。

警察が動く等、よっぽどのことで無ければIP情報を提供することはありませんが、完全な匿名性を目指すのであれば、ProtonMailの登録時やログイン時にもIPアドレスを匿名化するノーログVPNのサービスを利用する必要があります。

IPアドレスを匿名にする

メールサービス利用時にも意識することではありますが、Twitterはアカウントとそれに紐づくIPアドレス情報を保持しております。

最終的にはこのIPアドレス情報から身元を特定されます。逆を言えばこのIPアドレスが匿名であれば身元を特定することができません。

IPアドレスを匿名化するにはノーログVPNの利用が必要です。

ノーログVPNを使えば、あなたが自身が利用しているインタネットサービスプロバイダーが発行しているIPではなく、ノーログVPNサービスが提供しているIPアドレスによって各種Webサービスを利用できます。

この時利用するIPアドレスは多人数で共有されるものとなっており、VPNに接続した際、接続を解除した際のログが残りません。

したがってX(Twitter)等のWebサービスからはあるアカウントがVPNサービスのIPで利用されているということは分かりますが、それ以上の情報を得ることはできません。

X(Twitter)を匿名で利用することの意義

X(Twitter)はノーログVPNと匿名のメールアドレスを利用することで完全に匿名化され、開示請求をすることが出来なくなります。

悪意を持って人や企業に攻撃する行為は控えるべきではありますが、近年ではスラップ訴訟や示談金の搾取も目立ちます。

スラップ訴訟を懸念し、正当な意見すら言えないことや、違法な行為を行っていないのに示談金を払っている人が居る現状も健全とは言えません。

本来匿名SNSであるはずのX(Twitter)ですら思いのままに発言することができないと感じている人にはノーログVPNの利用をお勧めします。

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