2024年2月18日、ぶいすぽが5chに「まんぶー」と書き込んだ人物を開示請求しようとし、敗訴したことが明らかになりました。
以下、その概要について記載します。
ぶいすぽマンブー開示請求失敗裁判の概要
2023年3月12日に5chのぶいすぽスレにて「実際ぶいすぽのまんぶー連中味方に来たら終わるわ」という書き込みが行われました。
書き込みに対するぶいすぽの見解
「『VALORANT』では参加者が他の参加者のアカウントでログインし競技を代行して順位を上げるいわゆる『ブースティング』行為を不正行為であり同大会の規約に違反するものであるとしている。」
そのため、「まんぶー」という言葉にはぶいすぽが「所属するVチューバーに、女性であることを利用して男性である上級者に協力してもらい不正に順位を上げるということをさせている」という意味合いがある。
したがって、「まんぶー」という書き込みはぶいすぽの「社会的評価を低下させ、また、営業権を侵害すると主張する」とのことでした。
裁判所の見解
裁判所の見解をかみ砕くと以下のようなことが書かれています。
「まんぶー」という言葉にぶいすぽが所属タレントに不正をさせているなんて意味があるわけないじゃないですかww
ぶいすぽのメンバーはこれまで強い男にキャリーされてランクを盛ったこととか、強い男にキャリーされながら大会に参加したこともありますね?
まんぶーは女が男にキャリーされてランクを盛ったり、大会に出ることを意味してると思うんですけど、それはゲーム内で禁止されている不正行為というわけではないですよね?
ほなら「まんぶー」と書かれた程度で社会的な評価が下がるわけがないし、ぶいすぽの営業権の侵害なんて物騒な言葉持ち出さんといてくださいな。却下しときますよー。
所感
どうやら日本の裁判所は正常に機能しているようですね。
ぶいすぽの社員の方々は「まんぶー」という言葉をずいぶん物騒な意味合いでとらえているようです。
あるいは、「まんぶー」という言葉の定義があいまいであるため、実際の書き込み自体の意味を拡大解釈して無理やり開示請求しようとしている様にも見える内容でした。
しかもこの内容で控訴までしているのが怖いんですよね。どこに勝機を見出していたのか。
流石にキャリーされている人を見てキャリーされていると発言することや、あの人はゲームが下手だという程度の発言すらも許されない世の中になったらたまったものでは無いですからね。
インターネットでくらい自由気ままな発言が許されたっていいでしょう。
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