【Vtuber】にじさんじ甲斐田晴に対する誹謗中傷・荒らし行為が開示請求、損害賠償請求、刑事訴訟された件について

2024年6月3日、にじさんじを運営するエニーカラー株式会社、及びにじさんじ所属ライバーである甲斐田晴より、甲斐田晴に対する 悪質な誹謗中傷行為・荒らし行為等に対する対応に関しての発表がありました。

以下、その概要について記載します。

甲斐田晴に対する誹謗中傷・荒らし行為への対応の概要

にじさんじのリリース内容の概要は下記になります。

エニーカラー株式会社は2024年6月3日「当社所属ライバー「甲斐田晴」に対する 極めて悪質な誹謗中傷行為・荒らし行為等への対応について」というプレスリリースによると甲斐田晴に対して下記のような投稿があったとのことです。

  •  YouTubeでのライブ配信を妨害する意図で、短時間で執拗にコメントを連投するいわゆる「荒らし行為」
  •  SNSサービス「X」上で、「甲斐田晴」を含む当社及び当社所属ライバーに関連するハッシュタグを付し、又は当社所属ライバーのビジュアルを利用した画像や動画を無断で添付したうえで、他人を不快にさせるグロテスクな画像等を多数連投するいわゆる「タグ荒らし行為」
  •  当社主催のライブイベントに参加した当社所属ライバーに対する危害予告

さらに、上記投稿を行った各アカウントを開示請求し、突き止めたところ全て同一人物だったとのことです。

普段は開示請求後、示談を持ち掛けることが多いエニーカラー株式会社ですが、今回は内容があまりに悪質だったため、損害賠償請求訴訟を行いました。

また、民事の訴訟だけではなく、刑事責任も追及するため、業務妨害罪で管轄警察署に被害届を提出し、受理されたとのことです。

甲斐田晴による誹謗中傷・荒らし行為への対応についての報告

甲斐田晴としては、荒らし・誹謗中傷行為に関して当初は非表示等によって対応しており、開示請求をしなくとも、時間経過によって荒らし行為が落ち着くと考えていました。

しかし、荒らしや誹謗中傷行為は収まることなく、甲斐田晴以外のメンバーにも被害が拡散していくようになり、開示請求及びその後の訴訟に及ばざるを得なかったとのことです。

所感

甲斐田晴のアンチは界隈では有名で訴訟された人物以外にも過激な人はまだまだいるのが現状です。

これまでのVtuberの訴訟は当人が侮辱されたからという訴訟が大半を占めているのですが、甲斐田晴の場合は自分以外に被害が及び始めたことが訴訟の決め手というのが面白い事例です。

また、誹謗中傷や荒らしレベルの行為であっても、刑事責任を追及される例とも成りました。

刑事責任の追及は甲斐田晴自身が自分の名誉ためではなく、会社や他メンバーへの迷惑がかかっていたことが訴訟要因であるということにも合致しており、筋が通っていますね。

批評や批判は良いですが、単なる嫌がらせにならないようラインを見極めてVtuberを見守りましょう。

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